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富士通の製品含有化学物質管理システム、村田機械が採用
富士通の製品含有化学物質管理システム「PLEMIA/ECODUCE(プレミアエコデュース)」を、産業機械製造の村田機械(京都市伏見区)が採用した。デジタル複合機などの設計・開発の情報基盤として利用し、EU(欧州連合)の化学物質規制「REACH規則」への対応と、グリーン調達への取り組みを強化する。
プレミアエコデュースはREACH規則に準拠し、化学物質、原材料、部品表、各種法規制のデータベースを備える。製品を構成する部品や部品に含まれる化学物質の一覧表示、仕入先への問い合わせと回答文書の処理、関連する法規制の登録・参照--などの機能がある。同時に、国内の各種団体が提唱するグリーン調達の調査フォーマットに対応している。
村田機械は、EUによる電気・電子機器に含まれる特定化学物質の使用制限「RoHS指令」に合わせて、2005年に部品表と連携したデータベースシステムを導入し、化学物質管理体制を構築した。しかしREACH規則で決められた人間の健康や環境に影響を及ぼす「認可候補物質」の最初の届出期限が2011 年5月に迫ってきたことに加え、グリーン調達のための調査フォーマットに対処するため、新たな管理システムが必要と判断。プレミアエコデュースを採用した。
3カ月でシステムを構築し、6月にシステム運用を始めた。村田機械のグリーン調達ガイドラインで規定する調査対象物質や、REACH規則で定められた認可候補物質などの化学物質データを対象に、1製品当たり2000点以上の部品データを一元的に管理。化学物質管理業務のスピードや効率のアップと調査業務の負荷軽減を図る。